関節リウマチ 症状改善できる! 特集・医療最前線ふくい 福井のニュース :福井新聞
薬剤進歩 診断に新基準
「朝こわばる」「痛みで支障」要注意
かつては「一生の付き合い」の病気といわれた関節リウマチが、診断基準の改善と薬剤の進歩で様変わりしている。国は今年6月、寛解(かんかい)(炎症や痛みがなく症状が安定している状態)にできる疾患とする報告書をまとめた。県内専門医は、早期発見、早期治療がより重要になるとし、「患者や家族も正しい知識を持つよう」呼び掛ける。
関節の炎症で腫れや痛みが出る関節リウマチの患者は人口の0・5%程度いるとされ、県内でも約4千人いる計算だ。
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40歳〜50歳代の女性に多く、患者の9割は症状が悪化する。進行して骨が変形すれば日常生活が困難になる。海外では、十分な治療を受けなかった場合、平均寿命が健康な人に比べて約10年短くなるというデータもある。
福井総合病院・総合クリニック(福井市)のリウマチ膠原病科の杉本和則医師によると、2003年にリウマチの原因となるタンパク質の作用を抑える「生物学的製剤」が認可されてから、根本に近い治療ができるようになった。かつては抗リウマチ薬などで進行を一定程度食い止めるだけだったが、生物学的製剤を使えば症状の改善も期待できるという。
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政府の厚生科学審議会疾病対策部会の委員会がまとめた報告書では、リウマチについて、早期の治療開始と生物学的製剤を積極的に使用することで、関節破壊の阻止が期待できる治療法が確立されつつあると指摘している。
リウマチは発症後約2年間で急速に進行する。早期発見が重要で、医師の診断基準も大きく変わった。
従来は▽朝のこわばり▽3カ所以上の関節炎▽レントゲン所見−など7項目中4項目以上が該当する場合に適用されていたが、発症早期での診断は難しかった。これに対し、米国と欧州のリウマチ学会が昨年、合同発表した新基準は、より早期の関節炎の見極めを狙う。
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新基準では、炎症の個所数や症状の持続期間、血液検査の結果などを点数化。総合的に「リウマチの可能性」を判断する。従来は数週間経過をみる時もあったが、新基準では早期に診断できる。
杉本医師は「現在の治療でも一度壊れてしまった関節を元に戻すことはできない」と説明。▽関節の痛みで食事の用意や身繕いなど日常生活がうまくできない▽朝に指や手首がこわばる−といった症状が数日間続くようなら要注意とし、早期の受診を呼び掛ける。
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